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『きりん』を読む・14
今回は、1951(昭和26)年の7月号、8月号の2冊を取り上げる。後に浮田さんはこの年は「現代美術」の視点から見た表紙絵の傑作が輩出した、と回想された。わけても、8月号の「夕日の中を走る汽車」は最高傑作と言われ、浮田さん自身がアーティストとして大きな影響を受けた作品である。...
miyao0107
2024年8月15日読了時間: 5分


『きりん』を読む・13
今回は、1951(昭和26)年の4月号、5月号、6月号の三冊を取り上げる。4月号には、苦渋の決断として、これまで30円だった売価を40円に値上げすることが告知されている。坂本は、初期に寄せた闇市の少年画家の物語を想起させる「すり」の少女を描いた読み物を寄稿しているが、おそら...
miyao0107
2024年7月31日読了時間: 7分


『きりん』を読む・12
今回は、1951(昭和26)年の1月号、2月号、3月号の三冊を取り上げる。1月号のあとがきでは、竹中郁が1948(昭和23)年2月に創刊された『きりん』の3年間を振り返って書いている。挿絵には須田剋太、山崎隆夫、吉原治良と一流の画家が登場する。この時期から、選者坂本遼による...
miyao0107
2024年7月15日読了時間: 6分


『きりん』を読む・11
今回は、1950(昭和25)年の10月号、11月号、12月号の三冊を取り上げる。小型サイズに生れ変ってから一年半が経過し、毎号のページ割りなどもかなり定型化しつつある印象。10月号で発行所が尾崎書房から「日本童詩研究会」へと変更され、12月号でその住所も大阪市西区本田町に移...
miyao0107
2024年6月29日読了時間: 6分


『きりん』を読む・10
1950(昭和25)年の7月号、8月号、9月号を取り上げる。子ども向けの読み物は新たな書き手を得て、誌面はますます充実を見せる。後に『きりん』展で大阪市立美術館を会場に提供する森啓は本格的なセザンヌ論の連載を始める。そして、9月号からは尾崎橘郎に代わって星芳郎が発行者となっ...
miyao0107
2024年6月16日読了時間: 6分


『きりん』を読む・9
1950(昭和25)年の5月号、6月号を取り上げる。創刊から5カ月の休刊を経て、20号を超えて、ようやく編集体制も整ってきた印象がある。同時に、寄稿者(教師や生徒あるいは文学者)にも幅が出ており、今号では長野県からの作品が詳細に紹介されている。...
miyao0107
2024年5月31日読了時間: 5分


『きりん』を読む・8
1950(昭和25)年の4月号を取り上げる。この号では、創刊から3冊目、4冊目の1948(昭和23)年の4~6月号(4月と5月は合併号だった)以来となる吉原治良が挿絵とエッセイを寄せている。初期『きりん』と比べて、編集の実務が浮田さんと星さんに委ねられて以降の吉原による寄稿...
miyao0107
2024年5月15日読了時間: 8分


『きりん』を読む・7
1950(昭和25)年1月から3月までの3冊を取り上げる。就学前から『きりん』に登場した「天才少女」山口雅代さんが、小学1年生にして特集される。また、「共同募金」「ふく員列車」と題された綴方からは敗戦直後の世相が色濃く現れている。東京に異動した井上靖の芥川賞受賞を子どもたち...
miyao0107
2024年4月30日読了時間: 6分


『きりん』を読む・番外編 「様式について」
浮田要三の代表作『L』とご親族(2023.11.27 小海町高原美術館にて) 諸々の事情により、連載7回目をお送りする予定が多少の延期を余儀なくされていることをご容赦いただきたい。そこで今回は番外編として、この年を終えるに当たり、これまでの精読作業を通じて感じたことを述べ...
miyao0107
2023年12月11日読了時間: 5分


『きりん』を読む・6
1949(昭和24)年10月から12月までの3冊を取り上げる。『きりん』の読者が関東圏にも広がりを見せ、東京在住の詩人(教員)による選評も定着する。また、あとがきを浮田さんや星さんが担当する頻度も上る。小さな『きりん』版に模様替えして以来、編集スタイルの確立が見られ、当時の...
miyao0107
2023年11月29日読了時間: 9分


「美術館で作品をみる」を考えてみる
「美術館で作品をみる」を考えてみる:ポスター (筆者撮影) 小海町高原美術館で「浮田要三と『きりん』の世界」展を開催してから、早いもので一年が過ぎました。遡って日誌を辿ると、一昨年の今日、名取館長、中島学芸員、平井章一先生とご一緒して、大阪茨木市のご遺族宅を訪問して最初の打...
miyao0107
2023年11月23日読了時間: 3分


『きりん』を読む・5
今回は、1949(昭和24)年1月から五か月間の休刊を経て5月号で復刊を果たして以降の『きりん』3冊を取り上げて紹介する。誌面レイアウトの端々に若き浮田要三の瑞々しい感性が現れ始める。 第2巻第7号:1949(昭和24)年7月号 表紙絵:野田起久子(小学生) 挿画:川西 英...
miyao0107
2023年11月13日読了時間: 8分


『きりん』を読む・4
№4 はじめに 第3回では、縦長サイズの『きりん』最後の2冊を取り上げて紹介した。 連載第4回目となる今回では、『きりん』が休刊された1949(昭和24)年1月から5月までの5カ月間の意味を考察し、その後6月号として復刊を果たした『きりん』1冊に絞って、その内容をつまびらか...
miyao0107
2023年10月27日読了時間: 6分


『きりん』を読む・3
№3 はじめに 第1回、第2回と、それぞれ4冊ずつ『きりん』を取り上げて紹介してきた。第3回では尾崎書房により発行された縦長サイズの『きりん』最後の2冊(12月号、1月号)に特化して、その内容についてより詳細に紹介したい。...
miyao0107
2023年10月16日読了時間: 7分


浮田要三展覧会『自画像』開催のご案内
一般社団法人ぷれジョブ「浮田要三と『きりん』の資料室」も企画にかかわらせていただいた展覧会、浮田要三『自画像』が、いよいよ今週末より千葉県西船橋のギャラリーK&Oで始まります。 これまで関東地域で開催された浮田要三の個展としては規模も最大であり、私たちの日常生活が価値観を揺...
miyao0107
2023年10月3日読了時間: 1分


『きりん』を読む・2
第1巻第5号:1948(昭和23)年7・8月号 表紙絵:村尾絢子 挿画:増田雅子 表紙絵下には井上靖のエッセイ「あすなろう」 特選詩数:7 詩数:37 綴方:3 図1. (エディターズミュージアム所蔵) 図2. (エディターズミュージアム所蔵)...
miyao0107
2023年9月30日読了時間: 7分


『きりん』を読む・1
№1 第1巻第1号:1948(昭和23)年2月号 表紙絵:脇田 和 挿画:小松益喜 表紙裏には、もくじと竹中郁による詩「星座楽」 特選詩数=5 詩数=25 綴方数=2 図1. (エディターズミュージアム所蔵)...
miyao0107
2023年9月15日読了時間: 7分


ボクとモノ 浮田要三の自画像
「子ども美術教室」こそは、子どもからほとばしる芸術の泉であって、誰も遮ることができない、自由のもとにある、人間でいちばん強い力をもった雰囲気の会合であったと思われます。 大人とか子どもとか、先生とか生徒とかの区別はなく、その時はすべて平等な人間であったといわねばなりません。...
miyao0107
2023年9月15日読了時間: 3分


おかげさまで、法人は4期を終え、5期に入りました。
2022年度も、多くのみなさまのお力を得て当法人の運営を進めることができました。 ほんとうにありがとうございます。 新たにぷれジョブ®のお仲間を迎えたこと、規模の大きな2つの委託事業を無事終えることができたこと、「浮田要三と『きりん』の世界」展を開催できたこと、ぷれジョブ®...
西 幸代
2023年9月14日読了時間: 2分
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