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執筆者の写真西 幸代

「本当に起きていること」展



ぷれジョブ🄬受け入れ企業様のTOM美術館の企画展のご紹介です。



中山二郎さんがぷれジョブ🄬の受け入れをしてくださっていますが、

そのジョブサポーターさん中山さんご自身の個展です。

どうぞおちかくの方は行かれてみてください。




2022/2/15Tue.-3/13Sun. 12:00-18:00まで 月曜は休館    一般500円 小中学生200円 視覚障害者及付添い各300円

「本当に起きていること」展 中山二郎は、デュシャン以降にどのように芸術ができるのかを考えてきた。 今までにないアートというものが新しく創れないだろうかと考えている。中山に言わせると、 新しい芸術を作って行くことを止めてしまえば、近代以降の芸術は終わってしまうのだという。民主主義と同じで、自転車漕ぐことを止めてしまえば倒れてしまうと説明する。 「美術をつくり続けることは思考の多様性を増やすことであり、民主主義や人間の自由を守って行く行為なのだ」と信じている。中山は、日本のテレビのニュースに、効果音などが入っていることを見て、とても違和感を感じ疑問を持ったという。 見る相手に、ある種の感情を引き起こさせる為に作品を作るという、広告もニュースも芸術にも同じ一方的な押し付け・相手をコントロールする形式のものばかりがあると指摘する。 多くの芸術の「できるだけ上手く作れているように見せる」という技法に努力するということも、同等の目的があるという。 中山二郎は、その様な要素をできるだけ削りとってしまった。人間のわざとらしさである表現を削って行けば、虚像ではなく、そこに残るのは本当にあることだけとなる。そして、中山二郎自身が作品を通じて世の中の本当のことを見ようとしている。「いつも自分の作品は、本当のことを知る為の装置として機能してきた」と彼は言っている。つまり我々が見ることになるのは、彼の作った装置(システム)とその装置を使って見える"本当に起きていること"なのである。 フランス政府給費留学生、ENSBA卒業(mention avec les félicitations du jury à la majorité)ポントゥス・フルテンのIHEAPの第5期生。 エリックC.は、物質としての美術作品は作らない。 しかし、エリックは、2011年以降、日本の報道が言わなかったことや提案などをtwitterで発信してきた。それらによって日本の報道にも影響を与えることもあった。 東洋と西洋、両方で生きることの問題を感じ続けてきた彼の生い立ちから来るのであろう、 普通には出て来ない様な発想の考え方などを多く発信している。 たとえば、日本のスーパーマーケットだけがレジで人が立ったまま仕事をしているのだという。それは日本では相手に自分があなたの為に疲れるまで努力していますよと見せることが仕事の本質なのだと指摘。そして国民が引き籠りになることや子供を産まないことは、日本社会に対する暗黙のストライキなのだとも言う。 Twitterのフォロワーは5万人を超えている。発信だけでなく、時には、つきつけられる乱暴な攻撃的質問などにも丁寧に答えてきた。独特のユーモアもある。 彼の行為は報道ではない。もちろん文学でもない。では何なのだろうか。 ギャラリーtomでの展覧会は2016年の個展「情報」に続き2度目となる。



*ギャラリーTOM

「ぼくたち盲人もロダンをみる権利がある」



ギャラリーTOMは、視覚障害者が彫刻に触って鑑賞できる場所として村山亜土(故)・治江によって1984年に創設された私立の小さな美術館です。

ギャラリーTOMの創設者の一人である村山亜土は、独創的な美術家である村山知義を父に、叙情性豊かな童話作家である籌子を母に生まれました。村山亜土自身も児童劇作家として知られています。「ТОМ」という名称は大正時代のダダイストのグループ『マヴォ』の代表的なアーティストとして知られた村山知義の署名のロゴからとったものです。

村山亜土と治江の一人息子、(故)錬(れん)は生来の視覚障害者として生まれ育ちました。あるとき、錬が「ぼくたち盲人もロダンをみる権利がある」と言った言葉に突き動かされた二人が、視覚障害者のための美術館を設立したというのがギャラリーТОМの誕生の経緯です。 それ以来、TOUCH ME ART、触れられるアートというコンセプトで視覚障害者が彫刻に触って美術体験をできる施設として機能してきました。視覚障害者の美術鑑賞の場として視覚障害者も晴眼者も同じように体験ができるような先駆的で実験的な方向を求めています。

ギャラリーTOM/NPO法人視覚障害者芸術活動推進委員会



HPより転載させていただきました。

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