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執筆者の写真西 幸代

令和6年度のシニア大学の講義

更新日:3 日前


(虎に翼 全26週メモリアルブックより)



今年は講演日が8月8日でした。レジメをうしろに掲載しました。


永六輔さんの句でおはなしをはじめました。

「8月や(はちがつや) 6日9日(むいかここのか) 15日(じゅうごにち)」



NHK朝の連続ドラマ「虎に翼」の大事な主題の一つが、憲法14条を問う原爆裁判でした。

山田轟法律事務所の壁に掲げた憲法14条、血を流す文字が半年間、映像の象徴でした。

この映像がぷれジョブとふかい関係にありました。


          


ぷれジョブの説明をするときに使う模式図を下に示しました。


赤色の部分はお金をかせぐ力。

黄色の部分は人にものを考えさせる力。(生まれた瞬間と死にゆく瞬間が最大)

青い部分は憲法14条を示している。

「すべての国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的、または社会的関係において差別されない。」



直感で生まれたこの模式図は、生まれて死ぬまでのすべての人が収まり、人の一生がどこかに対応する模式図です。


赤い価値だけで人をはかる社会、黄色も青色も人間の姿の本質なのですが、それを考慮しない思想が声大きく幅を利かせて、生きづらさを感じる人を増やしている。


青色の思想が憲法14条に反映されて言葉になっています。


社会的弱者などという人は始めから存在しておらず、作る社会に弱者にされていることに気付くには、差別偏見が生まれる仕組みを学んだり、声を上げる練習をしたり、例えば障害者と幼い時から接触経験を増やすなどしたりして、社会構造そのものに「はて?」と感じ、なにかを小さく変える成功体験をくりかえす必要があります。ぷれジョブはそのツールとして考案されています。*利用方法を間違えないよう、商標権を取得しています。


先日、旧優生保護法は違憲である、という判断が最高裁でありました。次世代や環境により誰もが間違いを犯すことを明白にして、それを直していくのが司法の役割だと補足がありました。気がついてなお、長い間、間違いを放置するのは不作為です。


おかしいと感じ、声を上げている人を見殺しにしないことが大事だと思います。ぷれジョブは隣近所、ともに生きていく仲間を10年間かけて増やす活動でもあります。

この分離教育に適切な判断がくだり、同じ場で子どもどうしが学べる環境が整うよう、雨だれになろうと思います。

             講演で使用したスライド


子どもたちの分離がこの20年間、様々な形で完了されたので、解消する道は遠そうですがまずは、ひとあしひとあし、自分のなかに沸いている「はて?」を封印しないことから始めるのがよいと思います。










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