「お弁当付きのお留守番」という昨日投稿された文章、すてきなのでシェアします。
コロナがあるので、しばらく預かり型のデイは休むことにしました。
昨日は私が仕事で、こどもはお留守番です。
1時間早く退勤しても、帰りは13時頃になりそうです。
お弁当つきのお留守番は初めてです。
「我が子が一人でお弁当を食べる 」
という事に、どこか気持ちが落ち着かない私。
「早めに帰ってくるからね〜。」
と伝えつつ、ふと、
「ちょっと遅くなるけど、
お母さんがパン屋さんで明日のパン買ってくるのと、
買わないで早めに帰ってくるのどっちがいい?」
と聞くと、
「うーん。パン買ってきて!」
と こども。
仕事を終えてすぐ家に電話する私
「お弁当食べた?」と聞くと、
「お腹すいたから11:30に食べちゃったよ」
と言うこどもの返事。
受話器ごしに聞くその声が、
声変わりで低くなっているのを改めて感じます。
私:美味しいパン買っていくからね〜!
タ:うん。じゃあね〜!
こんな時、「自分の方が子離れできてないな〜。」
と感じます。
そして、お互いが離れている時間で育つものもあるように感じました
以上がおかあさんが書かれた文章です。
景色が浮かんできて、いいなあって思いました。
声変わりしているこどもさんの声も想像しました。
受け止めてるお母さんが全身で聴いてる。(ああ、わたし、できなかったなあ。)
そして、「お互いが離れている時間で育つものがあるように感じました」ってところ。
合えない時間が愛育てるのさ!って郷ひろみが昔、歌ってましたけど、文学でも音楽でも
見えない空間・会えない時間・余白や意味がないコトが大事って、手を変え品を変えて、古今東西の人々が知ってるけど、なかなかできないことをさらっとしてることろ。
すごいなあ、
自分を空にして、相手の声を聴くこと。
若いお母さん、年齢とかでなくて、在り方にリスペクトです。
ぷれジョブ®とも響き合います。
1時間、子どもさんと離れて過ごす。
この時間をつくるために、ぷれジョブ®あるんです。
と伝えています。
どうか、余白から生まれるいとしくせつなく1時間、
味わってね、
8年って、あっという間、
弱さから生まれるしなやかな強さはいっしょうもの。
と伝えています。
*写真はぷれジョブ®講演会で使う長谷川等伯の松林図
東京国立博物館所蔵のこの絵を前にしたとき、これ、ぷれジョブ🄬だと思った話。
等伯は、松を描いたんじゃなくて、松と松の間を書いたことが体に伝わった話。
松の間をぬける、風やその湿度、におい、本当に大切なことは「余白」にって話。
ぷれジョブ🄬は子どもを放す1時間にあるんですよ。と伝えています。
支援のお願い:
一般社団法人ぷれジョブの運営にご協力ください。
このホームページや前身の全国ぷれジョブ連絡協議会のホームページ・商標・論文など理念継承には経費が掛かっています。ご利用のかた、直接活動にはかかわらないけど障害のある子どもとない子どもがともに暮らせる社会つくりの趣旨に賛同してくださる皆さまのご支援をお願いいたします。
Commentaires