1999年ごろにぷれジョブ🄬を思いつき、2003年にぷれジョブ🄬をはじめました。
商標登録の申請をしたのが2008年、申請が通ったのは2009年1月です。
浜田先生という倉敷の障害児教育の草分けの先生から、
「商標登録したほうがいい、西さんの思いと違う活動がどんどん増えている。ぷれジョブ🄬は理念が大事な活動、利用され壊されてしまうよ。」と助言をもらいました。もたもたしているうちに、そのとおりになりました。新たな障害者就労施策=助成金という時期と重なりましたので、激流の2003年~2008年、商標登録しないフリーソフト時代でした。
様々な活動がHPにも乱立し、私の目からどう見ても、個人が育たない、子どもの立場が弱められる活動を目にして、私はこころの病気になりました。教師をしながらぷれジョブ🄬を伝えていましたが、どうにも仕事が手につかず眠れないという状況で、しばし学校も休職することになりました。
ぷれジョブという名前の
・障害のある子どもを早期から就労スキルトレーニングする
・雇用率を上げるために組織が利用する
・子ども自身のゆるくてたくさんあるつながりによる自立に向かわない
・・・・・
活動が様々生れてしまいました。
商標登録したぷれジョブ🄬という活動は
企業が安い労働力を得るためのものでなく、
保護者の都合のものでなく、
学校の先生が実績を上げるためでなく、
子ども自身が日頃側にいるおとなを離れ、
親は子離れを1時間練習する、
子どもは自身の力でたくさんの知り合いをつくる、
大人の都合でなく、子どもの立場ですすめている活動です。
もしあの時に商標登録していなければ、全国に乱立したまま、私の手には負えないところで名前と活動が使われて、子どもが育たず、非難を浴びて、やがて消滅していたと思います。
ぷれジョブ🄬の「PURE」(ひとにものを考えさせるジョブ)の意味を本気で聴いてくださる人は少なかったし、さまざまな理由で子離れの難しい保護者が子どもをひとりの「個人」として離れて任せる1時間を体験する方法に興味を持つ人はすくなかったのです。
本音は「1週間1時間、1か月1度定例会」というしくみと名前だけがほしい、理念は要らないという入り口に立つ人はいまでも多いようです。しかし、活動するうちに理解できることも多いのがぷれジョブ🄬です。
「個人があるがままで生きることができる社会を創るにはどうしたらいいか」
人類永遠のおおきいけど、すぐそばにあるちいさな夢ですが、夢も一歩一歩です。
理念と実践は表裏、それはそれこれはこれといわず、ともに学びつづけましょう。
理念に共鳴するあたらしいお仲間を募っていますが、
ぷれジョブ🄬は普遍性があるので、なんと海外にもお仲間ができそうです。
いままでひとりで負担した商標登録の費用も理念が共有されたのちの3回目(10年ごとの更新)の時2029年11月にはぜひ多くの皆さんに負担していただきたいなあと思っています。
法人のサポート会員とその金額の決め方や、個人負担の経費も明らかにして永続的に進めることができるようしましょうという意見は、全ぷれ世話人、2016年新潟セミナー、法人化のための有志のメンバーによる法人化検討委員会で出されたものを反映させています。
マンスリー会員は月1000円で、法人化した後に社員さんのご意見で増やしました。
だれでも加入できますので、こちらからも支えてください。
ともに学びながら進めていきたいと思います。
(*ぷれジョブ🄬のロゴは倉敷市立東中学校の長田先生が作成してくれたものです。)
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