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執筆者の写真西 幸代

       忘れないようにする


ぷれジョブにかかわる子どもが生きる場所は、隔離した場所ではなく、障害のない子どもと同じ場所であってほしいと思います。

様々な経緯を超えて、よりよい社会になりますよう、あゆみを止めないで進みます。



19この小さなひのきの玉も共にあります。法人ゆかりの方が亡くなるとき、忘れないよう、ひとつひとつ。「〇〇さんならどうするかなあ」「どうしてほしかったのかな」

お力を借りて法人も運営しています。





以下は、2016年に出した前身「全国ぷれジョブ連絡協議会」の声明で、当法人もこの考えを引き継いでいます。


『津久井やまゆり園で亡くなられたみなさまを追悼する集会に寄せて


全国ぷれジョブ連絡協議会 代表世話人 西 幸代



 このたび、犠牲となられた19名の貴いお一人お一人のいのちに心より哀悼の意を表するとともに、 被害にあわれたみなさまの心身の順調な回復を心よりお祈りいたします。

  また、ご家族のみなさま、一歩一歩生活を支えてこられたみなさまの心の痛みはいかばかりかとお 察しいたします。


 この集会の開催される2016年8月6日、私たちは新潟市で、全国でぷれジョブを行う人々の集う 会を開いております。この活動は、障がいの有無にかかわらず、共に暮らしやすい地域社会を創り出 すために活動です。


 私たちは、障がいのある子どもたちの存在を、「地域をつなげてくれる大切な存在、周りの人々に対して人にものを考えさせるジョブ」をしている、障がいのある子もない子もそのま まで大事にされる社会を創りたいと思います。

 競争社会が行き過ぎると、人は誰でもバランスと寛容さを失い、本来誰の中にもある「人であるや さしさ」が壊れてしまいます。障がいのある子どもたちを「お金を稼ぐジョブ」とは次元の違う仕事を とおして「いのちの意味」を考えさせてくれると位置付けて、顔の見える居住地域で活動を続けてき ました。


『すべてのいのち』が尊厳ある社会を創る時、彼らはなくてはならない存在であり、太古の昔から 変わらずに、ちいさいな声でいのちを意味を教え続けた不易な存在であります。


 私たちにこれからできることは、このぷれジョブの理念を継承し続けていくこと、障害のある人と共 にゆるやかなつながりを地域に拡げていくことです。


 まだ、いのちの意味に触れたことのない人々に、これからも伝えていくことを19の御霊にお誓いし ます。


 2016年8月6日、同じ時刻に、新潟の地で私たちも黙とうさせていただきます。祈りの時には、ぷれジョブを 成す四つ葉(住民・企業・学校・保護者)の真ん中は空白ですから、きっと亡くなられたみなさまの 魂が私たちの集いの真ん中に降りておられると思います。 亡くなられたみなさま、どうか、遺された私たちがこれからも希望をなくさずにつながりを持って進めるようにみまもってください。』

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