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構造的に利用しやすい利用されやすい女

「女として親として戦争に一人でも出していれば一人前や」(「銃後の女」NHKスペシャル)


今は経済戦争の最中である。

障害のある子どもを産んだ女が世間から、家族から、学校から、自らの内側から自分を「一人前」として認めさせるために、ぷれジョブの方法を盗用する事例がある。せつない、、。


障害があっても就職したら障害コミュニテイの勝ち組になると考えるのに似ている。


戦時中と同じ心理的な構造がいまもある。障害のある子どもは社会の役に立たないから、役に立つように療育しなければならないと、叱咤して枠に収まるようにする、ぷれジョブの方法を誤用する。障害のある子どもを社会に合わせる。母親を一生、子に縛る。


息子を病気で失い娘3人を育てていた
息子を病気で失い娘3人を育てていた
お母さんを思い出す娘さん
お母さんを思い出す娘さん

障害のある子どもも刺激を受け、社会の価値観のほうもゆるやかに変える方法はないものか。経済戦争に巻き込まれない1時間を提案したのがぷれジョブである。最重度の障害のある子ども(どの地域にも生きている)を必ず仲間に入れる。


「うちの子のほうがまし」就労に近いと心の中で差別する。重度の子どもが仲間に入ると、なにもせずとも存在感が大きく人気を食われるのを恐れる親が、就労とは関係ない世界がある、隣近所で存在の確認とつながりが経済戦争より楽しいと気づく。





昨日都議会選挙があった。地方には関係ないと思う人がほとんどだと思うけど、

「女たちの銃後」加納実紀代著を読むと、無関係でもない。


・外出の自由を得たことで、解放されたと勘違いする

戦前戦中、家父長にがっつり縛られて(男に、女自ら)外出もままならない女が、愛国国防婦人会、大日本婦人会の仕事を得て、社会(小さな地域)に感謝されて生きがいを得る。



・経済格差からくる不満や妬みが一時的に解消される

戦前戦後、貧困と凶作で娘を売りに出さねばならぬ地方は「継ぎあてのボロボロ着」しかなく、「白いかっぽうぎ」は家長に許された晴れ着。妬ましい裕福な都会の女と同じ「白いかっぽうぎ」を着ることは、田舎の女が得た平等。その喜びは田舎ほど、家父長制が強い地域ほど銃後に利用された。少年兵士のリクルートから、、、国策として、お墨付きを得た仕事に自らおおきな使命感と喜びをもって進んだ。満蒙開拓団の歴史も教訓になる。






ぷれジョブの歴史との類似点がますます増えてくる。

男女格差・経済格差・地域格差

銃後が姿を見せてきた。


ぷれジョブ(PUREJOB)ひとにものを考えさせるジョブ


野望を排した「1時間」を強く言いたい。






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