障害の子を持つ若い親ごさんに向けて書かれた本

更新日:8月28日


『自閉症の息子をめぐる大変だけどフツーの日々』中央公論新社8月25日発売


読売新聞社会保障部編集長さんでもあり、全国の多くの取り組みをご自分の目で取材なさってこられた梅崎さん。

自然と私的公的視点が織り交ざります。

授かった時から、ゆっくりと成長して、今に至る。

息子さんとのかかわりの折々のこと、

新聞の連載物とした読み切り記事なので、とても読みやすいのです。




わたしと梅崎さんとの出会いは、いまから何年前だったのか記憶が定かではないけれど

ぷれジョブを取材していただきました。

東京での講演会の帰り道、新幹線を大阪で途中下車してお話しました。

2004年から2010年ごろまで、ぷれジョブは全国的にブームにもなり、もてはやされて、日経新聞まで含めてほとんどの大手の新聞の記事になりました。

その中で、梅崎さんの記事の「だから、重度障害のある子どもも取り組みことができる」という文章が真ん中ほどにあったのを見て安堵した記憶はいまも鮮明です。。就労準備に書かれることがほとんどで、ぷれジョブの理念は理解されないので、暗澹たる気持ちにたびたびなっていた時代のお話です。



本に戻ります。あまり書くとネタバレなのでほんの少しだけ。


梅崎さんの思いがまえがきの最後に書かれている:

障害のある子どもを育てていると、不幸だとか、かわいそうだとか、そんなふうに思われることがある。通常の子育てと違って、確かにしんどい面はあるけれど、だからと言って不運・不幸と思ったことは不思議とない(思うヒマもなかったのかもしれない)。

とりわけ過酷でも、理想的でもない、いたってフツーな日々を過ごしている我が家のストーリーが、こうして本になることは自分でも意外だが、同じ障害の子を持つ若い親たちの目に触れて、少しでも安心してもらえるならば何より幸せだ。(以上)





ブルーの地に黄色の帯「ぼくは息子から、一生分の何か重要なものを渡された気がする」

このキャッチも響きます。

子育てに旬あり、

先輩の親から次の若い親ごさんへ。

ヨウスケくんをとおしてもらったよい灯を、

次へ届けたい気持ちがじわじわ伝わってきました。

「一生分の何か重要なものを渡された気がする」



『渡された』という感覚をぷれジョブ®でも大切にしています。

自分の得になるものを自分のところに集める消費者エンドユーザー的な人間ではなくて、与贈(預かりものを次の誰かに渡していく循環)として。

自分で考え自分で行為する人間が、活動によって地域にたくさんうまれる。

与贈マインドの人々がたくさん住んでいる町は暮らしやすいだろう。と仮説しています。

よい灯を次の誰かに渡していく活動といえるのです。





この本の最後のほうにぷれジョブがでてきます。

これもネタバレにならない程度にご紹介します。


小見出し「子どもを育て、地域を育てる」


以下引用

『障害のある子と地域の人たちを結びつける試みとして、ぼくが好ましく思っているものにぷれジョブという活動がある』、、、


という文頭から始まり1ページ半ほど、各地の取材や得た感触が書かれています。


『新聞の社会保障部というところにいていろいろな土地で行われている様々な先進的な取り組みを取材したが「これがぼくらの住む街にあれば、、、」と思ったのは、このぷれジョブが一番だった。』

と結ばれる。


さらに最後は、松永正訓ドクターと梅崎さんとの対談の章。

小見出し「子離れって、どうやったらできるんでしょうか?」


ここは青年期以降の保護者さんのほうが切実だと思います。



まだまだピンとこないかもしれないでしょうが、

小学校の低学年、より幼い時ときのこの本やぷれジョブ🄬と出会うといいなと思いました。


このサイトに訪問いただいたことではじめてください。




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