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100分de名著「侍女の物語」「請願」

更新日:6月12日


番組3回4回の対象本
番組3回4回の対象本

6月はこの2冊、今読まれるべき本だと思う。


急速な障害範囲拡大、「〇〇障害」の過剰な新聞特集や報道、過剰と熱狂の日本社会に危うさを感じてきたのは、わたしの作ったぷれジョブと方法の盗用が未だに続く現象からである。女の階層分断・女の「母親責任」を持たせ続ける方法として利用したい意図を感じる。2003年~著作権・2009年~商標・芦原妃名子さんの自死後は著作者人格権もより強く主張している。



コロナ禍も加えて、これからさらに待ち構えるであろう「ショックドクトリン」。利用価値のある女が動員される。立ち止まることが大切であろう。





障害のある子どもを産んだ日本の母親の「1時間の自立」、1時間でさえ離れることはとても難しいのは、支配したい権力者から「抑圧を開放した気にさせる媚薬」(注目・お金・支配)を与えられるからである。


「〜からの自由」レベルに目眩ましされ、特別支援教育、インクルーシブ教育などの新しい概念の中で、表面的なホモソーシャル社会維持のための使い捨てコマにされる。


「どんな存在にもなりうる」「〜への自由」という人間の本質の自由には向わない。

体制を変える力が女にはふんだんにあるのに完全それを削がれている。安上がりのボランティアを搾取しながら放課後のお世話施設に囲われる。世間の目を気にしながら女はただ働きをし続け、目先の便利さで手を打つ。先を深く考える力は奪われている。


こうして、戦前戦中の「性搾取の管理体制」は形を変えて、30年間かけて対象の女は人口の30パーセント以上となり、新たな「女の管理体制」を築いた。


消極的自由を与えられて奴隷制度は完成し、八木秋子の言う、日本の女に与えられているのは「奴隷の自由」のこの先の社会は、ユートピアから始まったデストピアだろうか。



>>NHK番組案内より


第2回 性搾取の管理社会

【放送時間】2025年6月9日(月) 午後10時25分~10時50分/Eテレ

【再放送】 2025年6月13日(金) 午後3時5分~午後3時29分/Eテレ

※放送時間は変更される場合があります

【指南役】鴻巣友季子…翻訳家、文芸批評家。「誓願」を翻訳したほか著書「文学は予言する」でアトウッド作品を論じる。

【朗読】安藤玉恵(俳優)

【語り】加藤有生子

支配体制を支える「小母」、権力者である司令官に嫁ぐ「妻」、家事やケア労働の一切を担う「マーサ」、子供を産むための道具「侍女」…女性は4つの階級に分類。分断支配され、徹底して「性」を搾取されていく。支配者達は「女性たちを余計な競争や困り事から解放してやったのだ」と嘯くがそれは巧妙な詐術だ。物語を読み解いていくと「~からの自由」「~への自由」という人間にとって本質的な自由概念の区分に行き当たる。この国家には部分的に「~からの自由」という消極的な自由はあるかもしれないが、どんな存在にもなりうるという「~への自由」、積極的な自由は女性たちから決定的に奪われているのだ。第二回は、女性達を分断支配する巧妙な仕組みに焦点を当て、どのように性搾取の管理社会が成り立っているかを明らかにする。

以上NHKホームページから



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