第８回　映画『道草』対話会　 ～オンライン～

 第８回映画『道草』鑑賞＆対話会

～コロナ禍によりオンラインのみで開催～

新型コロナウイルス感染症の深刻な影響が国中を覆う中、私たちの対話会も今回で８回目を数えることになりました。これも、ご参加くださるみなさまのおかげと心より感謝いたします。

前回のご案内にも書きましたが、これまでと違う『新しい人と人のつながり方』のありようが私たちに問われているのを感じながら、自分の内側に浮かんだり湧き起こったりした思いを言葉に乗せて誰かに伝えられる場の大切さを痛感します。

第７回目の対話会では、宍戸監督と尾野ご夫妻のご紹介により、昼ご飯を終えた一矢さんと介護者の大坪さんを私たちの対話の場にお迎えすることができました。当日は、大坪さんと並んでソファにすわって自由な声をあげながら対話に呼応してくれた一矢さんに全員が「耕され」ました。

今回、第８回の対話の場をご案内を差し上げるのに際して、皆さんとあらためて記憶したいのは、昨年の３月１６日に横浜地方裁判所で植松被告への死刑判決が申し渡されたことです。１年が経ち、この重大な事件が投げかける問題はますます大きくなりつつあります。尾野一矢さんご家族との対話は、私たちがこの国のあり方を問い続けること、そのために自分に何ができるかを問うこととつながります。