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miyao0107
1月31日読了時間: 9分
『きりん』を読む・15
今回は、1951(昭和26)年の9月号から12月号の合計4冊を取り上げる。今回で昨年9月に発刊した「焼け跡の『きりん』」で扱った範囲の概要紹介を終えることになる。 創刊号以降の『きりん』を丁寧に精読する作業を通じて、自分自身の目で草創期のプロの画家による挿絵が徐々に子ども...
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miyao0107
2024年12月15日読了時間: 4分
姫路文学館「坂本遼展」初日訪問記
透き通った青空に映える姫路文学館(建築は安藤忠雄) 去る12月7日の土曜日、折からの県知事選の喧騒がたなびく気配の中、姫路城の裏手にひっそりとある姫路文学館を訪ねました。 考えてみれば、虚ろな情報を運ぶ記号と化した言葉が飽和状態を超えたこの国で、坂本遼のつむぐ、あたかも...
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miyao0107
2024年12月2日読了時間: 3分
生誕120年記念 詩人 坂本遼展
※姫路文学館公式サイトより 今月7日(土)から、兵庫県姫路文学館で企画展「生誕120年記念 詩人 坂本遼展」が始まります。ちょうど、浮田要三が生誕100年記念ですから、私たちはこの機会に坂本さんと浮田さんの14年にわたる『きりん』をめぐる関係性を想像することが出来ます。...
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miyao0107
2024年11月17日読了時間: 4分
『きりん』を語る会@月花舎 2024.11.4
月花舎・窓際の風景 去る11月4日(月・祝)の18時より、神保町月花舎に於いて「『きりん』を語る会」が盛会の内に無事終了しました。短い宣伝期間だったにもかかわらず、20名弱の参加者を得ることが出来ましたのは、月花舎関係者各位のおかげです。心より感謝いたします。...
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miyao0107
2024年10月26日読了時間: 4分
子どものまなざしと詩
これらは、1957(昭和32)年6月号の『きりん』の児童作品欄に選ばれた詩です。毎号『きりん』の巻頭には「特選詩」という数編の作品のみの特別な枠が設けられており、数々の名作がそこに掲げられましたが、上の三つの詩は特選詩ではありません。...
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miyao0107
2024年10月16日読了時間: 4分
今、『きりん』を読むということ。
この度、畏友の赤羽卓美氏のご仲介により、我が青春の街・東京神田神保町にあるカフェ月花舎様で「『きりん』を語る会」を開いていただけることになりました。 https://l.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fgekkasha.modalbeat...
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西 幸代
2024年10月2日読了時間: 3分
令和6年度のシニア大学の講義
(虎に翼 全26週メモリアルブックより) 今年は講演日が8月8日でした。レジメをうしろに掲載しました。 永六輔さんの句でおはなしをはじめました。 「8月や(はちがつや) 6日9日(むいかここのか) 15日(じゅうごにち)」...
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miyao0107
2024年9月30日読了時間: 4分
『きりん』を巡る歴史の実像
私は「大阪国際児童文学館」がかつて大阪時代の『きりん』全巻を所蔵した施設であり、残念ながら今では存在せず、多くの資料が大阪府立中央図書館に移されていることなどを、以前から人伝に聞いて知っていました。 ここに、それ以上の関心を持たなかった私が、上に掲げた鳥越信氏による『蔵書...
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西 幸代
2024年9月25日読了時間: 4分
あの日、あと一歩だったのだ
「あの日、あと一歩だったのだ」 後悔の連続で人生はできている。 朝の連続ドラマ「虎に翼」のセリフのひとつ。 ぷれジョブの「あと一歩」を振り返ると、 2009年7月の角田さんの謝辞がそれだ。 あと一歩のところまで来ていたのだ。...
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miyao0107
2024年9月15日読了時間: 3分
浮田要三生誕百年記念日を迎えて
完成したばかりの「焼け跡の『きりん』」(題字:猿澤恵子) 2024年9月15日の今日は、1924年9月15日に生まれた現代美術作家浮田要三の百回目の誕生日です。 前回のブログで、この生誕百周年を記念して「焼け跡の『きりん』」と題した児童詩誌『きりん』の研究報告書を発行す...
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miyao0107
2024年8月31日読了時間: 4分
『きりん』を読む・番外編2
来る9月15日は、現代美術作家・浮田要三生誕百年の記念日となります。 「浮田要三と『きりん』の資料室」では、小﨑唯さんをはじめ関係者各位のご協力により 児童詩誌『きりん』を創刊号から一冊ずつ読み進めて来た成果を「焼け跡の『きりん』」と題した中間報告書にまとめました。...
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miyao0107
2024年8月15日読了時間: 5分
『きりん』を読む・14
今回は、1951(昭和26)年の7月号、8月号の2冊を取り上げる。後に浮田さんはこの年は「現代美術」の視点から見た表紙絵の傑作が輩出した、と回想された。わけても、8月号の「夕日の中を走る汽車」は最高傑作と言われ、浮田さん自身がアーティストとして大きな影響を受けた作品である。...
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miyao0107
2024年7月31日読了時間: 7分
『きりん』を読む・13
今回は、1951(昭和26)年の4月号、5月号、6月号の三冊を取り上げる。4月号には、苦渋の決断として、これまで30円だった売価を40円に値上げすることが告知されている。坂本は、初期に寄せた闇市の少年画家の物語を想起させる「すり」の少女を描いた読み物を寄稿しているが、おそら...
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miyao0107
2024年7月15日読了時間: 6分
『きりん』を読む・12
今回は、1951(昭和26)年の1月号、2月号、3月号の三冊を取り上げる。1月号のあとがきでは、竹中郁が1948(昭和23)年2月に創刊された『きりん』の3年間を振り返って書いている。挿絵には須田剋太、山崎隆夫、吉原治良と一流の画家が登場する。この時期から、選者坂本遼による...
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miyao0107
2024年6月29日読了時間: 6分
『きりん』を読む・11
今回は、1950(昭和25)年の10月号、11月号、12月号の三冊を取り上げる。小型サイズに生れ変ってから一年半が経過し、毎号のページ割りなどもかなり定型化しつつある印象。10月号で発行所が尾崎書房から「日本童詩研究会」へと変更され、12月号でその住所も大阪市西区本田町に移...
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2024年6月16日読了時間: 6分
『きりん』を読む・10
1950(昭和25)年の7月号、8月号、9月号を取り上げる。子ども向けの読み物は新たな書き手を得て、誌面はますます充実を見せる。後に『きりん』展で大阪市立美術館を会場に提供する森啓は本格的なセザンヌ論の連載を始める。そして、9月号からは尾崎橘郎に代わって星芳郎が発行者となっ...
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miyao0107
2024年5月31日読了時間: 5分
『きりん』を読む・9
1950(昭和25)年の5月号、6月号を取り上げる。創刊から5カ月の休刊を経て、20号を超えて、ようやく編集体制も整ってきた印象がある。同時に、寄稿者(教師や生徒あるいは文学者)にも幅が出ており、今号では長野県からの作品が詳細に紹介されている。...
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miyao0107
2024年5月15日読了時間: 8分
『きりん』を読む・8
1950(昭和25)年の4月号を取り上げる。この号では、創刊から3冊目、4冊目の1948(昭和23)年の4~6月号(4月と5月は合併号だった)以来となる吉原治良が挿絵とエッセイを寄せている。初期『きりん』と比べて、編集の実務が浮田さんと星さんに委ねられて以降の吉原による寄稿...
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miyao0107
2024年4月30日読了時間: 6分
『きりん』を読む・7
1950(昭和25)年1月から3月までの3冊を取り上げる。就学前から『きりん』に登場した「天才少女」山口雅代さんが、小学1年生にして特集される。また、「共同募金」「ふく員列車」と題された綴方からは敗戦直後の世相が色濃く現れている。東京に異動した井上靖の芥川賞受賞を子どもたち...
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miyao0107
2023年12月11日読了時間: 5分
『きりん』を読む・番外編 「様式について」
浮田要三の代表作『L』とご親族(2023.11.27 小海町高原美術館にて) 諸々の事情により、連載7回目をお送りする予定が多少の延期を余儀なくされていることをご容赦いただきたい。そこで今回は番外編として、この年を終えるに当たり、これまでの精読作業を通じて感じたことを述べて...
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