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​なぜ、おじさんはぷれジョブを欲しがるのか

​「おじさん」とは、ホモソーシャル社会で権威とされる立場が欲しい人のこと

おじさんは、下図右の「平等な社会」に移行することを望みません。
おじさんは、みんなの学校より特別支援学校が好きです。
おじさんは、子どもたちを分断することに痛みを感じません。
おじさんは、弱者を踏みつけても気になりません。
おじさんは、お金が大好きです。
おじさんは、下駄をはかせてもらうおだての言葉やしぐさに弱いです。
おじさんは、
おじさんは、
​おじさんは、地域の分断・社会の分断に加担します。
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​おじさん社会の原理

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​上野千鶴子さんの「100dè名著 フェミニズム」より引用した解説はこちらから

障害者の親となった男は周辺に追いやられたと感じて現社会に何かを献上しなければ、自分がこの社会で認めてはもらえないと焦る。ぷれジョブの方法を用いてホモソーシャル社会に献上しようとがんばる。

①上司の指示に逆らわない安い労働力を企業に献上して仲間に入れてもらう。


②既存の老舗団体(家族・保護者を中心とした団体)の減少する会員対策として、会員を献上してプレゼンスを高める。





ホモソーシャル社会では、おんなの人権はなく、女に唯一認められている権利は「母性」だけで、「穴と袋」として扱われる、と示した名著があるが、30年以上日本は停滞し、相変わらず女性の権利意識も薄い。
(田嶋陽子「愛という名の支配」1992年著より)

いま、若い女たちが田嶋陽子を再評価しているのをご存知だろうか。時代に遅れないでほしい。

「母性」を武器にしたホモソーシャルな男性社会に過剰適応したおんな=図の赤:名誉男子(おんな)が現れます。​男よりもさらに過剰に献上物を捧げなければ社会は認めないので、おんなが自らのプレゼンスを高めるための献上物も多くなる。

①上司の指示に逆らわない安い労働力(=自分の子ども)を企業に献上して、男子にほめてもらう。
 

②既存の老舗団体(家族・保護者を中心とした団体)の減少する会員対策として、会員を献上して男子にほめてもらう。

   
③後にシステムが続くよう若い母親を指導し、子を早期トレーニングおよび矯正に励ませ、地域に迷惑をかけないよう気を使わせ「一生涯発達」と叱咤激励、管理する。   

④新規の母親が逃げ出さないように、広報など
最前線に立たせて、後ろで差配する。

階層社会は、権力者が男女・障害あるなし・障害種・障害程度など巧みに言葉を操り、統治するシステムである。最重度の障害のある子どもがいなければ、健常者との境界の置かれた軽度の子どもから順次利用され、容易に就労支援団体となる。

構造的な問題を見抜き、奴隷にならず、分断に加担せず、次世代につなぐ賢さをぷれジョブで身に着けて生き延びてほしい。
既存の搾取システムから「1時間だけ」例外を身近に作り続けてほしい。映画「君の名は。」のかたわれ時を通るのである。それしか、私たちを呪縛するシステムを壊す手段はない。

次のページではぷれジョブの誤用の歴史を紹介します。
権力者に利用されないよう注意深くなるために。
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