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安心して暮らせる地域を子に残したいと包含を目指しながら、容易く分離⇒排除の方向に自ら後退していく親の不安は強い。多様な人々が集う定例会にしたいのに、少数障害関係者が時々来る同質の保護者会になる。願いとは裏腹に時間が経つと同質に変質していくのは、親の排除されたトラウマや劣等感を利用する権力支配構造の上に立つリーダーに率いられるから。
障害のある子どもの親は支配構造に組み込まれやすく、管理・統治・さらに搾取される献上システムのなかで暮らさざるを得ない。
ぷれジョブ1時間とは、親が障害のある子どもを地域住民と地域企業に託して手放す時間。本来子育ては親だけが抱えさせられるのでなく社会権を有した存在である。毎週1時間は隣近所に認識させる時間である。専門家を頼れば、配慮といいつつ健常児とは分離排除された場所を与えられる時代である。子どもが地域から隔離される前に、隣近所と存在を共有し、支え合う地域を育てることもできる。
授かった障害のある子ども(えびす)は小さな地域社会に1時間投げ返してほしい。
そして、親は搾取システムに乗らずリベンジせず、ちいさな地域の在り方を隣近所と考えてほしい。奴隷的構造に今まで通り従順となるか、それとも、親自らの人権・社会権を回復するか。差別による支配構造はほかの虐げられた人々と同じ根であり、正しくぷれジョブを用いれば、献上システムから1時間降りる親の姿に加勢する理解者が小さな地域が増えるはずだ。
保護者のトラウマについての論考
小さなお弔い ~ぷれジョブ🄬の願い~
(長野の子ども白書2024 掲載)
綱を投げるのが誰か~世界に色が付いた~
(「環状島トラウマの地政学 宮地尚子」図引用)
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