終了しました。駅の待合室キックオフイベント
8月22日(土)
|小海町役場とオンライン会場の同時開催
映画『道草』の監督宍戸大裕さんを迎えて、「駅の待合室~子ども若者相談事業~」のキックオフイベントを開催します。小海町とオンライン会場の同時開催です。
日時・場所
2020年8月22日 13:00 – 16:00
小海町役場とオンライン会場の同時開催
イベントについて
映画『道草』鑑賞&対話会
ゲスト:監督 宍戸大裕さん
佐久総合病院 由井和也さん
ホスト:駅の待合室 宮尾彰さん
なぜ毎月開催するのか? なぜ映画「道草」なの?
道草。なんだか、なつかしい言葉ですね。あなたは、最近『道草』してますか?
この映画に登場する人たちの道草は、なんと素敵で自由なこと。小鳥や草花みたいです。
私たちの願いは、皆さんに、ぷれジョブ®(説明は以下にあります)という、道草する小さなあそび場が小海町にあることを知っていただくこと、そして、道草する遊び場は、みなさんがお暮らしのちいさな居住地域でどなたでも創り始めることができる、ということを知っていただくことです。
おとなも子どももぷれジョブ🄬で8年間遊んでいただけば、人がつながり、場所がつながり、居住地域のなかにゆっくりと子どもを信じて任せることができる。たくさんの人で子どもを育てることができれば、「手つかずの尊厳ある個 integrIty」が大切にされて、町の中で生涯あるがままで生きられる、映画「道草」みたいな自然な風景につながるんじゃないかなと思います。
障害のある人のありかたは、地域社会のかかわりの鏡です。
障害のある人がいたんでしまうのは彼らの問題?むしろ、鏡に映るこちら?
この映画は障害のある人のお話に見えるかもしれませんが、どなたがご覧になっても自分ごととして「わたし」が鏡に映し出される。深いテーマをなんとも楽しく軽やかに描く、不思議な映画です。
人生の途中でいたんでも「誰もが自分らしく他者と無理やり混ぜられない尊い個人」としてまた生きはじめることができるんだよ。
道草は何度でも。
これから、しばらく毎月1回、小海駅舎内の『駅の待合室』を会場に、第4土曜日13時からこの映画を皆さんにお届けします。今回、見逃しても何度でもまた。プレミアム対談は1度きりのご縁ですが。お会いできる日を心から楽しみにしています。
◼️ゲスト・ホスト紹介 (宍戸大裕監督、由井和也さん、宮尾彰さん)
宍戸大裕監督
映画「道草」の上映を通じて昨年、ぷれジョブのみなさんと知り合ってから長野、上田、千曲と度々長野県を訪れました。眺めの奥ゆきの深さと、かさねた歴史の厚みをその土地から感じはじめていた頃、「こんど長野の小海町で新しいこと始めます」という連絡が届きました。小海町って、長野に海なんてあったっけ?と訝しんでいると、続けて「ところで映画はオンラインでも上映できますか?」との質問です。最近よく聞く「オンライン」。横文字と流行を苦手とする僕は、知人友人を頼りに「オンライン上映」なるものを慌てて調べて苦心惨憺。しばらくたってから「できますよ」とさも前から知ってたような涼しい顔でお答えしたのです。でも、実際上手くいくかどうかは蓋をあけてみないとわからない。無縁の横丁へ足を伸ばしていく時のような、歩いたことのない辻を曲がる時のような、そんな不安と期待。これってまるで、子ども時分の道草そのものでしょうか。8月小海町へと訪ねていく僕は道草気分です。海もないのに小海町、その由来を話のはじまりに尋ねてみようと思います。
由井和也さん
「地域共生社会をつくろう」。上からそんなかけ声がふってきます。「でも、どうしたらいいのだろう」。僕もみなさんもなかなか前に踏み出せません。そんなある日、僕は素敵な映画に出会いました。それがこの『道草』です。障害があっても住み慣れた地域で自立した暮らしができる。それは、本人にとっても地域にとっても幸せなことなのだと気づかせてくれました。僕が勤務する佐久病院は“地域住民とともに”を合言葉に、住民が主体の豊かな地域づくりへの貢献を目指してきました。豊かな地域づくりは、上からのかけ声ではなく、住民ひとりひとりがこういった映画を観て学び、考え、自立と共生を語る、そんなことから始まるのではないかと思います。忙しい毎日ですが、道草をするつもりでこの映画上映会とトークショーにご参加いただけますとうれしいです。早足で前だけ見て歩いていると見落としてしまうような大切なものにきっと出会えると思います。
宮尾彰さん
思い返せば、宍戸監督とのおつきあいは、昨年の春、新宿駅近くのシアターで『道草』を鑑賞後、ノートを破って感想を書き、受付のお姉さんに託した時から始まりました。
小海駅に『駅の待合室』が開かれることになったのは、映画ファンの由井先生と映画館でばったり出会った後、近くのお店でお昼をご一緒しながら話したのがきっかけでした。
映画の中でリョースケさんがタンポポの綿毛を吹くように、私たちがありのままの自分をさらして歩けたら、そこにぷれジョブの小さな花が咲くのかもしれません。
【第1回映画『道草』鑑賞&対話会の概要】
◼️開催日時:2020年8月22日(日)13時〜16時(長野県小海町の会場、オンライン会場共通)
◼️参加についてのご案内
「長野県小海町の会場」と「オンライン会場」の2つの会場で開催します。
(1)長野県小海町の会場
長野県小海町の会場にて映画を見る+対話会 参加費無料(小海町民対象)
・チケット申込み先:一般社団法人ぷれジョブ長野支部(090-1014-8637)まで直接お申込みください。
・場所:長野県小海町役場 2F 大会議室(住所:南佐久郡小海町大字小海)
・定員:50人
・スケジュール
13:00-13:10 オープニング
13:10-14:45 上映会
14:45-14:55 休憩
14:55-15:15 グループ対話
15:15-16:00 ゲストトーク&質問放課後タイム:オンライン会場にご参加の方とも一緒に交流します。
(2)オンライン会場
オンライン(Vimeo)で事前に映画を視聴➕対話会 参加費合計1,800円
(内訳)
●オンライン映画チケット 1300円
下記URLより別途視聴のお申し込みをお願いします。課金後24時間視聴できます。
15日から8月22日まで視聴可能で、1300円で販売します。
●オンライン対話会チケット 500円
チケット購入方法:本イベントページよりお申し込みください。
場所:オンライン会議室Zoom
※お申し込み頂いた方に事前に対話会参加のためのURLをご案内いたします。
定員:100名
<スケジュール>
13:00-13:10 オープニング
13:10-15:00 対話会/ワークショップ
・宍戸監督との直接対話もたっぷりとできます。
15:15-16:00 ゲストトーク&質問(ハイブリッド)
・小海町会場のトークライブにオンラインから参加できます。
16:00 ~放課後タイム:リアル会場にご参加の方とも一緒に交流します
小海町の方はもちろん、今は町を離れてお暮らしの小海町出身の方、小海町を一度訪れてこの場所が好きになった方、ぷれジョブ🄬を知りたい方、障害のある人の青年期以降の暮らしに関心のある方、そしてここで起きていることに興味を持った方たちが集い、映画「道草」を媒介にして対話する機会にできたらいいなと思います。
■キャンセルポリシー
主催者の都合による中止の場合を除き、購入済のチケットのキャンセルはいたしかねますのでご了承ください。オンライン対話チケットをお申し込み頂き、当日都合により欠席された場合は、後日録画を共有させて頂きます。
■映画「道草」とは
暮らしの場所を限られてきた人たちがいる。自閉症と重度の知的障害があり、自傷・他害といった行動障害がある人。世間との間に線を引かれ、囲いの内へと隔てられた。そんな世界の閉塞を、軽やかなステップが突き破る。東京の街角で、介護者付きのひとり暮らしを送る人たち。タンポポの綿毛をとばし ブランコに揺られ、季節を闊歩する。介護者とのせめぎ合いはユーモラスで、時にシリアスだ。
叫び、振り下ろされる拳に伝え難い思いがにじむ。関わることはしんどい。けど、関わらなくなることで私たちは縮む。だから人はまた、人に近づいていく。https://michikusa-movie.com/
■ぷれジョブとは
障がいのある子どもさんのジョブをとおして、地域住民がゆるくつながる活動
ぷれジョブってなあに
一週間に一時間ジョブすること
小学生からはじめて十年間続けること
ジョブサポーターさんと知り合うこと
地域の企業のひとと知り合うこと
月一回の定例会でみんなに会うこと
障害のある子どもたちが地域を豊かにしていくこと
ぷれジョブってなあに
かあさんがだんだん安心していくこと
かあさんが一人ぼっちじゃなくなること
かあさんが僕のために闘わなくてもよくなること
かあさんがいっぱい笑顔になること
かあさんがぼくからちょっとずつ離れること
とうさんがけっこうやるなと行ってくれること
とうさんがぼくの未来に向き合うこと
かあさんととうさんがぼくのことでほんとうになかよくなること
ぷれジョブってなあに
企業ではたらくほんものの人を見ること
時間を守る意味を知ること
あいさつって気持ちいいなって思うこと
仕事にはいろいろあるんだって気づくこと
いろんな人が仕事には必要だってわかること
会社の人に また来てくれよ って声かけられること
仕事が終わって社長さんと腕相撲すること
次はどこで仕事しようかって考えること
町で社長さんに会ったとき、ぼくは社長さんと友だちだって気づくこと
ぷれジョブってなあに
となりのおじいちゃんがジョブサポーターに変身すること
サポーターさんが定例会でぼくの自慢をすること
サポーターさんもだんだん仕事が上手になること
サポーターさんと6ヶ月経ったらお別れすること
サポーターさんも社長さんとさよならを言うのがさみしそうだとわかること
あたらしいサポーターさんと出会うことにわくわくすること
お別れしたサポーターさんと花見の後でいっしょにサッカーすること
ぷれジョブってなあに
先生に昨日した仕事の自慢をすること
先生に きのう、どうだった?ってたずねられること
教室に僕の「ぷれジョブファイル」が置いてあること
友だちと休み時間に 次のぷれジョブどこに行く?って、わいわい話すこと
友だちに 放課後あそぼうよ って誘われたとき、 きょう、ぼく仕事なんだと断ること
交流クラスの友だちに ぷれジョブについてはぼくのほうが先輩なのでやさしく教えてあげること
ぷれジョブってなあに
定例会で同級生の友だちに会うこと
定例会で下級生のお世話をすること
定例会で上級生にかわいがってもらうこと
定例会でジョブサポーターのおばちゃんに会うこと
定例会で背広の社長さんに会うこと
定例会でぼくはこんな仕事したよってみんなに伝えること
定例会で次に来る日を確認すること
定例会で またねって別れること
ぷれジョブってなあに
まちの風景がかわっていくこと
ひとのかおがやさしくなること
生まれてきた意味を考えること
生まれてきてよかったと思うこと
ひとが大好きになっていくこと
出会えたことに感謝したくなること
またあした元気にがんばろうと思うこと
ぷれジョブってなあに
ライカで撮った写真のようなもの
昔なつかしいところに戻っただけのような気になるもの
空き地で子どもがあそんでいたのに似てるかも・・・と思うこと
小さながまんのつみかさね
ぷれジョブってなあに
ガラス細工みたいに壊れやすそうに思えるもの
とまるとよどんでくさるもの
なくしたくなくてがんばりたくなるもの
ひとのからだみたいに 集まる人が入れ替わってもうけつがれていくもの
あなたのぷれジョブってなあに? (2008、西幸代)
■オンライン会議室Zoomについて
オンライン対話会は、Web会議ツールZoomを使用します。Zoomについては、こちらをご参照ください。
http://zoom-japan.net/zoom/
さらに、以下のページから無料のインストールマニュアルがダウンロードできます。
https://zoom-japan.net/how-to-for-beginners/
〇パソコンから参加する場合は、申し込み後に送られてくるURLをクリックすると自動的にアプリがダウンロード&インストールされて繋がります。
〇スマホやタブレットから参加する場合は、「Zoom Cloud Meeting」というアプリを事前にインストールし、申込み時に送られるMeeting IDを入力すると繋がります。
■iPhone または iPad の方http://itunes.apple.com/jp/app/zoom-cloud-meetings/id546505307?mt=8
■Andorid のスマホまたはタブレットの方https://play.google.com/store/apps/details?id=us.zoom.videomeetings
※ハウリング防止のためヘッドセットまたはマイク付きイヤホンをご準備いただくことをお勧めいたします。
主催:一般社団法人ぷれジョブ長野支部
小海町
JA長野厚生連佐久総合病院 小海分院 ・ 小海診療所
社会福祉法人ジェイエー長野会 はぁーと工房ポッポ
協力:トオラス
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■トオラスとは
トオラスは、「すべてのいのちを大切にする社会」の実現を目指して活動している自律分散型のオンライン組織です。中心に原理や方法を置かずに、いのちのはたらきによって組織を運営しています。そのためのヒントの多くをぷれジョブ🄬から学んできました。トオラスが得意とするオンライン対話の場創りを通して、小海町の町づくりに貢献したいと思います。(代表 田原真人)
チケット詳細
オンライン対話会チケット
オンライン対話会参加のためのチケットです。 ※映画「道草」の視聴は下記よりオンライン映画チケットを別途お申し込みください。https://vimeo.com/ondemand/michikusa-koumi
¥500販売終了
合計
¥0