2003年ぷれジョブを初めて今年で20年目です。
今年は「浮田要三と『きりん』の世界」展覧会にて、ぷれジョブ🄬とは何かをご紹介できました。自分のコト・人間のコトを考える仕事が一番大事な仕事。
かわいそうなこども・人を助ける、守る。
そのかわいそうと思う気持ちはどこから来るのか、
自分を振り返る仕事こそ大事なのだが、
なかなかおとな・親・専門家はしない。
だからPUREJOBの1時間は
「離れて」「ひとり」になり
おとなもなにかしら考える時間がもてる。
法人監事をお願いしている難波さんと定期総会のためのやり取りをしているとき、難波さんらが宙船の会を立ち上げたのは16年前。ちょっと思い出したこと。
通級指導教室担当(岡山県に3つ作られたばかりのころ)していたわたし西幸代と、中学校数学教師の難波さんという、ぷれジョブとはべつの関係もフォーマルな関係もそのころ同時にありました。
そのころの私の本業は
Aくんが通級に来ているときにどう、Aくんの居ない通常学級にAくんの存在を忘れないようにするか、周りの友達が「今、居ないAくん」が通級授業を終えて帰って来た時にAくんを迎えることができるか。かわいそうな修正が要る子どもでなく、なんか面白いことをし勉強いるらしい、と噂を蒔く、担任さんと考える仕事8割。
ぷれジョブ🄬も時にはしかけにして、そのネタをクラスにもってかえって使っていた。
ナマズ博士は自然史博物館、漢字博士は宿題請負人、、、、、
外の風(ネタ・媒介)により、個々の関係が逆転する。
居ないけれども「居る」しかけ。
「個」の存在が強いとしかけるのにいい。
さいわい、通級指導教室に来室する子はみな「個」が強い。好きなものを譲らずに持つ。
浮田さんの絵のように「個」がつよい。
だからひとつひとつの絵の展示にはこれくらいの距離が必要だった、と言われていた。
そして、この展示をとても多くの人が賞賛されていた。
人間のことを考える、それは「距離の練習」。
仲良くを求めず、距離とかたちを練習する機会を失わない方がいいと思う。
Comments