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敗戦80年をむかえるにあたり思うこと


ちいさく
ちいさく

                                


始めに立ち返ること、戦争を経験した先人が戦争はだめだと伝えていることがすべてだと思う。

だから、今ぷれジョブも初めの動機に立ち返る。1996年、西幸代は重度障害のある友香さんの一生涯のうちの小4から小5の2年間を共に過ごした。ベッドサイドで一生を送った彼女から「ただ息を交わすこと」を教えられた。


声が大きな人々(権力を支配に行使する人)がいう生産性で人間の価値や意味にする社会に異論を申す活動で「存在そのものに価値」がある社会に緩やかに変えていく「1時間だけ」の活動がぷれジョブである。さらに言うと、変えていくという欲望も持たず、自然と変わっていたというくらいに時間と手間をかける考えであるが、ぷれジョブの30年間は、政治利用したい欲望、親として子どもを支配したい欲望、地域の中で名声を得るため組織を支配したい欲望、教師の職責に利用したい欲望、お金が欲しい欲望、、、人間の欲望があふれた。すべてそれらは戦争の下地になっている。


「ただ1時間出会う」を実現するには、立場を横に置き、欲望を抑える練習を日常化し、良かれと思う気持ちを吟味する習慣と知性の必要性を痛感する。ぷれジョブの方法を盗まず、「人にものを考えさせるジョブ」をしてほしい。


80年に当たり、先の戦争でナチスが行ったT4作戦を想う。始めの標的は、障害者、性的少数者、少数民族、高齢者、、、、国策に飲み込まれた満蒙開拓団の歴史を刻む意味も大きい。構造的支配としての女の利用は、今のぷれジョブの中にもみられる。


ぷれジョブは「PURE純粋ジョブ」で「真仕事」=「ひとにものを考えさせるジョブ」である。今年の朝ドラ「あんぱん」の「逆転しない正義を考え続ける」というキーワードは、ぷれジョブも同じであり、実現に向けての方法のひとつである。戦争を避けたいと強く思う。

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