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映画「道草」に出ておられた一矢さんの今。

道草のfbよりシェアします。


監督の宍戸です。

先週、「道草」にご登場いただいた尾野一矢さんとご両親にお会いしてきました。

神奈川も猛烈な暑さになったこの日は、一矢さんにとってアパート宿泊体験の初日でした。津久井やまゆり園芹が谷園舎を車で出て、県内に借りたアパートにお昼過ぎに到着、すこし遅めの昼食を召し上がっていました。介助者は「NPO法人 自立生活企画」から大坪寧樹さんが同行され、夕方にはやまゆり園の職員さんが交代し、宿泊されたそうです。


メディアの方も何人かいて窮屈さもあったのか、その日の一矢さんは静かな印象でしたが果たして施設ではない暮らしの場をどんな風に感じているだろうと一抹の不安を感じながらも、その日は別れました。


尾野さんご家族を長きにわたり取材されている旧知の記者さんによれば「芹が谷帰る」と話していた一矢さんが、2日目に「芹が谷やめとく」に変わったそうです。3日目には「芹が谷やめとく」を繰り返し、「ここは誰の家ですか?」と尋ねると力強く「かずやんち」と答えられたということです。3泊4日の予定だった宿泊は、一矢さんの意思を尊重して続行が決まりました。

介助者の大坪さんに伺ったところ、このまま1か月の宿泊体験に入り問題がなければ園を退所することになりそうだということです。

新しい生活様式には喜びだけでなく不安も戸惑いもついて回ることと思いますが、あらたな門出に立たれた一矢さんに幸多からんことを心から願います。


※写真は旧知の記者さんからお借りした、一矢さんと大坪さんの買物風景です。

以上宍戸監督の投稿です。


いままで考えてもいなかったかたにも、選択肢が増えました。

よかったです。悩ましくなってかもしれませんけど。

何歳からでも。

あわいかぼそい光です。


この子ら世の光に。

の時代が創れそう。


それぞれの歴史が、ご事情がある。

周りに過度に合わさず、ぞれぞれのペースでゆっくりゆっくりとみちくさですねえ。



今週末、小海駅舎内「駅の待合室」イベント

22日13時よりオンライン上映&対話会でどこからでもご覧いただけます。


ぷれジョブで道草後には、映画「道草」みたいな風景をあちこちに。と思います。


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